インドネシア情報局
インドネシアでの日々の出来事、生活情報、旅行情報、面白ニュース、お店等の最新情報を綴っています。またインドネシアを中心にアジアの様々なメーカー商品や商材を紹介していきます。 ビジネスに対する御質問もお受けしています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トルニャン バリの風葬の残る村 下
トルニャンの風葬を行っている場所へ足を踏み入れる。

入って直進した場所に風変わりな木が目に付くのだが、村人によると「この木が死臭を吸収するので臭わない」というようなことを言っていた。
木そのものにドリップした後のコーヒー豆のような脱臭効果でもあるのかと思いきや、鼻を近づけるも、木そのものに香りがあり、異臭を吸収するとは思えなかった。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 12

トルニャンは陽の出ている昼間はそこそこ暑くても、夜間は相当冷える筈である。
そんな気候と異様な形で成っている木を含めたその土壌、そして湖が生み出しているバクテリアが、風葬を行うに適した場所になっているのではないか?と私は考えている。
トルニャンは比較的乾燥している場所でもある。

長方錐で囲まれた中に亡くなった人は寝かされ、時間をかけて白骨化を待つ。
まさしく風葬であり、私もその様な場所を見学するのは初めての体験であった。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 10

私が訪問した時はお一人眠っていた。
村人に尋ねてみると「近づいても構わないし、写真を撮っても構わない」とあっさり許可してくれたので、近づいた。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 7

眠っている方の顔が僅かに確認出来る写真もあるが、良い趣味とも思えないし、私は魂=霊の存在を信じている=要するに死が終わりではない変人なので、そちらの写真はアップしません。 自身の死後に偶然撮られた死に顔をどこかでアップされたら、気分が悪いからとしか言いようがない。 骸は確かに最早抜け殻で自身ではなくても、この次元で自分が世話になった肉体が朽ちていく姿は、死後の世界感があるないなしに、誰でも晒したくはなかろう。
近づくと死臭や異臭というほどのことはないが、肉が自然に帰っていく時の様な、甘酸っぱい香りはかすかにあった。

トルニャンの風習だったのか、最近様々な国の人々がここを訪問するためわざとそうしているのか聞き忘れたが、お金を受けるような小さなお皿の上に、お布施のごとく、コインとお札があったので、これも何かの縁と思い、小銭をおいて手を合わせた。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 8

写真を見て気付く人も多いだろうが、トルニャンの風葬墓も日本の葬儀に似ていないこともない。
様々なモノが置かれているが、故人が生前に使用した物も眠りについた人々同様に、ここまで運びこんでいる。

風葬墓周辺まで近づく人は若干要注意。
トルニャンにはそんなモノだけでなく、その物に混じって、白骨化した骨があちこちに転がっているからである。
その様子は朽ちた故人使用のモノといっしょくたになっているので、日本人からするとゴミのような扱いである。
バリの風葬文化が生きているトルニャンと日本人の死生観の違いを感じる瞬間でもある。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 9

並べられている骸骨や骨は相当以前からのものではなかろうか。
「転がっている骨はどうするんだい? 放置だと、この場所も骨だらけになってしまうだろう?」と村人に尋ねると、昔から決められた日にきちんと集め、その骨などを埋葬?する場所がこの場所から更に奥に存在するようなことを言っていた。

風葬墓と並べられている骸骨に気をとられてしまい、見学しながらの村人との会話と記憶があやふやだったので、綴るか迷ったが、未婚女性はこの場所に風葬されないことや、風葬の際、ようするに村から眠りについた人をここまで運ぶ儀式は男性のみで行っているようなことも耳にした。

トルニャン バリの風葬の残る村 上 14

世界でも珍しいと思われるバリの風葬地、トルニャン。

現代日本人と古くからバリに存在する死生観の違いを明確に感じながらも、古代から存在し現在も様々な姿で各国で遺伝子を通して自然に伝わったと考えられる人類の共通意識も垣間見られ、非常に印象深い地となりました。
現代における国や文化、血液上からも、それぞれの国の人々の違いは明白に存在するとはいえ、DNAを介した共通意識も存在することを見せられた気がしています。

締めにあたり、トルニャンを訪問する人は、興味本位だけでなく、個々なりの死者への礼を忘れずにと、何故か綴っておきたい場所でもあります。

よければセットで一読下さい。
トルニャン バリの風葬の残る村 上



 にほんブログ村 海外生活ブログ インドネシア情報へ   

ご一読、感謝しております。


テーマ:バリ島 - ジャンル:海外情報

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://infoindonesia.blog17.fc2.com/tb.php/2600-0632b854
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Author:MASAKI
インドネシア在住12年。
09年からインドネシアと日本を
半々の生活。
インドネシアと近隣アジア諸国の
商品・商材を、日本を含めた世界へ
紹介・輸出しています。
インドネシア情報満載のブログです。



カレンダー

11 | 2016/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



最近の記事



カテゴリー



月別アーカイブ



最近のコメント



最近のトラックバック



リンク

このブログをリンクに追加する



RSSフィード



FC2カウンター



ブログ内検索



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QRコード



フリーエリア



フリーエリア





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。