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津波に対する防災
今回は津波に対する防災に関して綴っておく。

スマトラ沖大地震が発生後「Tsunami 津波」という世界共通語が駆け巡った。
本来ならそこで日本人、特に三陸は防災意識を持つべきであった。
そうでなくても昨年宮城県はかなり揺れていた。
これが慣れからやってくる油断であり、日本人は同じことを繰り返してはならない。

今、被害に会わなかった地域ではたまに起きる余震に驚きながらも、少しずつ普段通りの生活に戻ってきているように思える。 もちろん四六時中、油断するなとは言わないが、個人的には最悪の状態を想定し脳や心に防災の意識を根付かせてしまえばよいと考えている。
初動が変わるし、結論から綴ると、津波に対する防災には初動しかないのだ。

A. 津波に対する防災 (一般)

1. 小さな揺れでも津波警報と考え、高台に避難する。
 「津波に関しては早期に勝る対策なし」「初動が一番大事」

2. 遠い避難場所より近くの頑丈そうな鉄筋コンクリート5階建に避難。
 「遠くより高く」


過去45年のデータで確認すると、遠くの避難場所に逃げた人よりも近くの鉄筋コンクリートのビルに避難した方が助かっているそうだ。

仕事をしている人は小さな揺れの度に避難していられないだろう。
移動の際も含めて、近所に該当しそうなビルやマンションがないか、確認しておくことをお勧めします。

木造住宅や液状化で被害の出たエリアは要注意です。

海岸沿いでなく、内陸部だから安全とは限らない。

以前紹介したFlood Map
これは海面がいくら上昇したら、どこがどの位、海面に沈むかが確認できる。
左上で水位の設定と地図の大きさ、場所を調整可能。


三陸を襲った津波に合わせ20メートルに設定してある。
思いがけない地域まで津波が届く様子が確認出来る。

茨城、千葉、東京、特に河川(私が指摘されている荒川や利根川など)のあるところとゼロメートル地帯は要注意である。

地図を見てまさかと思う人がいるだろうから、一つの例を綴っておく。

スマトラ沖大地震の際にスリランカの国立公園で津波の犠牲になった日本人がいる。
海岸から約1,600キロメートルも離れていたため、地震の揺れは体感できず、襲いかかった4-7メートルの津波の犠牲になってしまった。。

3. 車で逃げるな
 「大事な命だけ早急に安全な場所へ」


徒歩で即座に高台に移動した人が、車で避難しようとした人より助かっているケースが少なくない。

日本での例としては奥尻島の津波。
津波はすぐに襲いかかってくる場合と数十分後に来る場合が存在する。
ただし同じ場所でも過去の例は通用しない。

奥尻島の人々の中には過去の経験から、地震発生から津波到着までに約15分位の時間があることを認識しており、車に布団などを積んでいる最中に襲われ犠牲となった人が少なくない。

車で避難しよう=「まだ大丈夫だろう」と考えた時点で、大きな隙と時間のロスを生んでいることを知るべき。

4. 波が引いてから津波が来るとは限らない

過去の津波発生の事例では、津波前に大きく波が引くという現象が語られている。
それも事実なのだが、津波には過去の事例が通じないということを知っておくべき。

5. 地震発生後、海を見にいかないこと

今回の東日本大震災の津波映像を見ていても、呆然としていたり、避難行動を停止している人が多く見受けられた。
津波は一波で終わらないケースが多く、海から離れ高台へが一番命を救う方法。

6. 津波が目前で逃げられない時は、自ら地面に伏せること

津波による死亡の原因は溺死よりも打撲による内臓破裂や窒息が原因である。

津波にのまれた瞬間に、コンクリートや地面、建物に体が叩きつけられたことが、死亡の原因となっている。

普段の波とは考えられないエネルギーを持っているのが津波であり、50㎝の津波でも人は立っていられないケースがある。 電柱の支柱など軽々と折り砕く。

津波が目前で逃げられない時は、自ら地面に伏せて、頑丈なものにつかまり、最初の波と衝撃を和らげる努力をしてみること。 被さってくるパワーをかわすにはこの方法しかなく、かわせれば浮き上がった後、生き残れる可能性はある。

津波に対する防災は「早く高く」で初動が一番大事ということを認識しておくことが重要です。

B. 津波発生のメカニズムと危険性

津波の発生は、地震、海底火山の噴火、氷河の滑落、海岸沿いの山体の崩落、隕石によって発生する。

地震が原因の場合、海溝で発生するプレート境界型で、プレート同士が接した境界に生じたひずみが限界を超え、元に戻ろうとするエネルギーが津波となる。

記録に残るギネスブックに掲載されている津波は、1771年沖縄県石垣島で起きたもので、明和の大津波(八重山地震)。 最大波高40メートルで、海抜80メートルまで波が押し寄せたと考えられている。

津波は人工衛星で津波の発生は感知でき、気象庁では警報を出している。
それでも津波が非常に危険なのは、外洋で大した高さがなくても、陸地に近づき波長が短くなってくると、波高が高くなる点。

リアス式海岸やV字型の湾(東京湾はU字?)など、地形によっては局所的に波高が更に高くなる可能性があるので要注意。

津波の持つエネルギーは通常の波とは異なり、数十センチでも立っていられないことは前述した通り。

また「津波の前に潮が引く現象」を「引き津波」と呼ぶのだが、これは間違った認識で誤解を生んでしまっている。
プレートの沈降した部分が隆起した部分より手前にある場合「引き津波」は発生するが、逆の場合、津波が先に押し寄せる。


C. 津波の悲劇は何故繰り返されるか?

映像に出てくる畑村洋太郎氏の話は非常に参考になる。



失敗は伝わらない=人は繰り返す
知っているのに考えない
時間が過ぎると考えなくなって忘れていく=30年経つと消える
無関心と傲慢さ(=俺が生きている間はこないよ)


畑村洋太郎氏の「失敗学のすすめ」(講談社)は面白い本でお勧めです。

D. 津波に対する防災 (政府と自治体)

綴ったように人工衛星で津波の発生は感知できる。
津波警報システムの在り方を各県で再検証・再考しなおすべきである。

宮城では最後の瞬間まで津波警報を読み上げた結婚目前の女性が亡くなっている。
今回の津波の高さは想定外だったとはいえ、人々に警告を訴える管理センターの在り方やその場所をきちんと整備・再考すること。

三重県と和歌山県では「津波シェルター」や「津波避難タワー」を建設しているとこともあるようだが、三陸の復興やこれから地震が発生し津波が襲う可能性のある場所にも早急に検討するべきである。

今回は「想定外の高さの津波」に襲われたのだが、岩手では村長の先見の明と消防士の活躍でほぼ無傷の場所も存在している。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
巨大防波堤で死者ゼロ 岩手県普代村 村長の信念と消防士の献身が結実

 東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸にあって、岩手県普(ふ)代(だい)村は死者ゼロ、行方不明者1人にとどまった。被害を食い止めたのは、かつて猛反対を受けながらも村長が造った高さ15.5メートルの防潮堤と水門。そして震災当日の消防士の献身的な行動だった。

 普代村は明治29年と昭和8年の大津波で計439人の犠牲者を出した。

 昭和40~50年代に普代村の村長を務めた故・和村幸得さんは防災対策に力を入れ、同43年、漁港と集落の間に防潮堤を、同59年には村を流れる普代川の河口から600メートルの場所に水門を完成させた。

 2つの工事の総工費は約36億円。人口約3千人の村には巨額の出費で、15メートルを超える高さの必要性が疑問視されたが、和村さんは「明治29年の大津波は高さ15メートルあった」という言い伝えに基づき、譲らなかったという。

 しかし防潮堤と水門だけでは村人を救うことはできなかった。3月11日、地震と同時に水門脇のゲートの自動開閉装置が緊急停止したのだ。ゲートが開いたままだと、川を逆流してきた津波が村の中心部をのみ込んでしまう。

 久慈消防署普代分署の副分署長を務める立臼勝さん(50)ら消防士3人は、地震発生直後、大津波警報の出る中、ゲートに向かった。故障したゲートを閉めるには水門の機械室で手動スイッチを使うしかないからだ。津波の危機感はあったが、「まさか、あれほど大きな津波がくるとは思っていなかった」。

 3人は機械室に到着するとすぐにゲートを閉めた。立臼さんは、引き揚げようと消防車に乗り込んだとき、背後から「バキ、バキッ」と異様な音がするのに気付いたという。普代川を逆流してきた津波が防潮林をなぎ倒し、水門に押し寄せてくる音だった。消防車のアクセルを踏み込み、かろうじて難を逃れた。

 漁港は大きな被害を受けたものの、防潮堤に守られた村中心部は無傷。津波は普代川をさかのぼり水門を越えたが、住宅地や小中学校までは及ばず、河原の木々が倒れた程度だった。

 立臼さんは「水門で9割方の水は止まり、流れ込んだ波も強い雨が降った程度ですんだ。もし水門が10メートルしかなかったら被害の多かったほかの地区と同じように壊滅していたかもしれません」と振り返る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2011年4月26日 産経ニュース

今の意思決定が出来ない政府ではどうにもならないし、これからでは時既に遅しの感も否めないが、最悪をも想定せず諦めることが最悪である。

人の信念と勇気ある行動が、未来を変えることもお忘れなく。


<参考文献>

防災新常識 山村武彦 (ぎょうせい)
「地震の目」で予知する次の大地震 木村政昭 (マガジンランド)
hyrax.net
国土交通省 津波防災のために



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MASAKI

Author:MASAKI
インドネシア在住12年。
09年からインドネシアと日本を
半々の生活。
インドネシアと近隣アジア諸国の
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紹介・輸出しています。
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