インドネシア情報局
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頭塔 (ずとう) 奈良県の不思議な遺跡
頭塔(ずとう)という言葉は聞きなれないと思う。
方形7段の土塔であり、奈良県の国指定史跡になっている。
しかし、頭塔(ずとう)を訪れる観光客はまだまだ限られており、非常に少ない。

この頭塔(ずとう)は、不思議な遺跡と思える部分も多く、非常に興味を持っていた。

頭塔 ずどう 奈良県 1

数年前に「世界不思議発見」で紹介され、インドネシアのボロブドゥール遺跡と比較されていたことがあったらしい。

ボロブドゥール 頭塔 1
ボロブドゥール遺跡を上空から見た図

要するに、頭塔とボロブドゥール遺跡は、仏教寺院遺跡であり、似たような形状を持つ、階段上の建造物であるということだ。

頭塔 ずどう 奈良県 10
頭塔を上空から見た図

頭塔には石仏が多数配置されていたことも、上空から見ると、ボロブドゥール遺跡同様に、曼荼羅図に見える。

頭塔 ずどう 奈良県 3

頭塔(ずとう)は、日本ではあまり見かけないタイプの寺院遺跡であり、それがミステリアスな部分でもある。 「奈良県のピラミッド」なんて呼ぶ人も存在するが、実際、かなり謎も多い遺跡である。

頭塔 ずどう 奈良県 2

建造時期は、767年に東大寺の僧実忠が土塁を築いたという古文書の記録にあるため、それが頭塔に該当するのではと考えられている。 そしてその役割は、五重塔同様に仏舎利を納める仏塔と考えられているようだ。

頭塔 ずどう 奈良県 6

しかしながら、訪問してみると分かるのだが、頭塔の配置されている場所は、そこそこの高台。
この土塁を築く作業は、そんなに簡単な作業ではなかったことも想像するに易い。

頭塔という名前の由来は、奈良時代の僧の頭を埋めたとの伝説があり、それが名前の由来とされている。 しかしこの遺跡からは人骨が見つかっていないことから、土塔がなまって頭塔になったと考えられているようです。

頭塔 ずどう 奈良県 4

このピラミッドのような形をしている頭塔のからの発掘品は、仏菩薩が彫られている石仏である。
往時の頭塔は、1・3・5・7の奇数段4面に11基ずつ、合計44基の石仏が配置されていたと考えられています。 この七五三という数字にも何か意味が込められているのだろうか。

奈良文化財研究所による調査結果では、

① 一辺32mの石積基壇上に7段の階段状石積が築かれ、高さは10m
② 奇数段には、石積上に瓦葺屋根が施され、石仏が配置されていたこと
③ 頭塔の内部に当初期の頭塔がある

といったことが判明している。

頭塔 ずどう 奈良県 9

仏教史跡の場合、奈良時代には、既に木材使用の寺院・仏閣が普通に創建されているので、非常に珍しい稀有な史跡とも言える。
そして発掘調査の結果、判明している③の部分も非常に不思議な部分である。

頭塔 ずどう 奈良県 7

そこが遺跡ミステリー好きにはたまらない部分なのだが、この頭塔の発掘調査直後の写真は、どこかでみたことのある光景であった。

パングヤンガン 頭塔 1

それがインドネシアの謎の基壇、ピラミッドなんて言われているプラブハン・ラトゥにあるパングヤンガンのピラミッド。

パングヤンガン 頭塔 2

頭塔とインドネシアのパングヤンガンのピラミッドを無理やりこじつける意図はない。
しかしながら、人間の想像力とは、時間や場所を無視しても、似たような構造物を創るものだと思った。

あくまでも私的な仮説となってしまうのだが、頭塔の土塁は奈良時代以前からあった可能性はないのだろうか?
例えば古代日本の太陽信仰の場であり、そのための祭壇であった可能性。
奈良時代に入り、放置されていた古代の聖地を改めて改修し、そこに石仏を配置したのではないだろうかと想像してしまいます。 残っている古文書の「767年に東大寺の僧実忠が土塁を築いた」は、頭塔の改修工事と石仏配置ではなかったのではないだろうか? そう考えると「頭塔の内部に当初期の頭塔がある」という調査結果も、個人的には非常にしっくりくるのです。

ともかく不思議な遺跡好きには、非常に興味をそそる史跡には違いありません。

<頭塔の所在地> 奈良県高畑町921番地
<交通機関> 奈良交通 市内循環バス「破石町」 バス停西すぐ
<最寄の公営駐車上> 県営高畑観光駐車場(徒歩約5分)


見学時間 9-17時まで。
見学料  1人300円(記憶がうろ覚えなので、ご確認下さい)
見学希望の方は、見地管理人 中村表具店(電話 0742-26-3171)へ連絡を。


中村表具店のおじさんによると、平日は見学客がいたりいなかったり。 休日は、2,3人から多い時でも10人いるかいないかとおしゃっていました。

頭塔 ずどう 奈良県 5

石仏の彫刻は、やはり年々見難くなってきているような話も伺いました。

当ブログを綴るにあたって、頭塔に関してのデータや発掘後判明した事柄等は「史跡頭塔保存顕彰会」が作成したパンフレットを参照させていただいています。



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コメント
岡山にも同様のものがあります
当時の頭塔を作られた集団の関係で 岡山にも同様の構造をもったスツーパがあります。
大きさは小さいですが、かなり精密にできています。
ぜひ調べてみて下さい。
調査以前のこの場所は非常にみにくかったですが、発掘されてから、ボルブドールに
似ていると思うことがおおくなりました。
バンブヤンは中部ジャワですか? 興味あるお話をありがとうございました。
[2010/07/23 18:48] URL | Utam #38OBjAXI [ 編集 ]

Re: 岡山にも同様のものがあります
はじめまして。
コメントありがとうございます。

岡山だと「熊山遺跡」のことでしょうか?

パングヤンガンは西ジャワです。
首都ジャカルタから車で約4時間。
プラブハン・ラトゥという場所を目指します。

ピラミッドだけでなく、立石や石棺、印を結んだサルのような不思議な遺跡の場所が、合計で3箇所あります。
そのうちパングヤンガンのみが車で目的地到達可能な場所です。

http://infoindonesia.blog17.fc2.com/blog-entry-14.html

もし宜しければ、ご一読下さい。

[2010/07/23 20:27] URL | MASAKI #- [ 編集 ]


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Author:MASAKI
インドネシア在住12年。
09年からインドネシアと日本を
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